中山競馬場完全攻略ガイド|コース特性と予想のコツ

中山競馬場は皐月賞、有馬記念、スプリンターズステークス、ホープフルステークスなど多くのGIを開催しており、春と年末の風物詩として多くの競馬ファンに親しまれています。

芝コースは「内回り・外回り」の設定があり、メインコースの直線は他の主要競馬場に比べて短くテクニカルな特徴を持ちます。

中山競馬場のコース全体像

中山競馬場は千葉県船橋市にある右回りの競馬場です。芝コースには内回りと外回りの設定があり、2コーナーで分岐して3コーナーで合流します。内回りは1周1,667.1m(Aコース)・直線310mで、東京・中山・京都・阪神のいわゆる4大場ではもっとも短い直線。外回りは1周1,839.7mです。ダートコースは1周1,493m、直線308mと、規模だけ見れば「ローカル場を少し大きくした程度」のサイズです。

それでも中山が難コースと言われるのは起伏の大きさゆえです。コース全体の高低差は内回り・外回りとも5.3mでJRA全10場最大(次点は京都・外回りの4.3m)、ダートコースでも4.5mあります。ゴール前には残り180m地点から残り70m地点にかけての急坂が待ち構え、その高低差2.2m、最大勾配2.24%はいずれも全場最大。文字どおり最後の難関です。

開催時期と馬場傾向

中山開催は例年、1月、3月、4月、9月、12月に組まれます。年明けの金杯で1年が始まり、春は皐月賞、秋はスプリンターズステークス、暮れは有馬記念と、シーズンの節目を担う開催が並びます。

コースの構造上、2コーナーから直線半ばの最深部まで長い下り坂が続くため、道中で自然とスピードが乗ります。直線の長いコースより早い段階でペースが上がりやすく、瞬発力勝負にはなりにくいのが中山の特徴です。加えて開催後半は内側の芝の傷みが進むため、当日の勝ち時計と好走馬の通ったコースを確認しておきたいところです。

芝コースの狙い方

求められるのは切れ味よりも持久力と器用さです。早めにペースが上がるうえ、直線でさらに急坂を上らされるため、軽快に飛ばしてきた馬が坂で止まって形勢が一変する場面も珍しくありません。逆に、下り坂で置かれずに追走し、坂を苦にせず伸びられるタイプは何度でも好走します。

内回りはコーナーがタイトで、小回りを苦にせず立ち回れる馬が有利。なお有馬記念が行われる芝2500mは内回りが舞台ですが、スタート後すぐコーナーへ入らずに済むよう、発走地点だけは外回りコース上に設けられています。距離ごとの脚質・枠順の傾向は各距離ページの統計をご確認ください。

ダートコースの狙い方

ダートも起伏の構成は芝とほぼ同じで、ゴール前には同じ急坂が待っています。直線308mと短いため、位置取りが結果を左右しやすい一方、坂で脚が上がる馬も多く、力の要る馬場をこなせるパワータイプが浮上しやすい条件です。

なお中山でダート戦が芝からスタートするのは1200mのみ。芝部分でどれだけ加速できるかが序盤のポジションを決めるため、この条件だけは他距離と傾向が異なります。

中山競馬場で行われる主なGIレース

皐月賞(芝2000m)、有馬記念(芝2500m)、スプリンターズステークス(芝1200m)、ホープフルステークス(芝2000m)に加え、障害の中山グランドジャンプと中山大障害(ともにJ・GI)が行われます。

起伏に富んだ地形は障害コースにも生かされ、深い谷を上り下りする坂路障害は中山の名物。年に2回しか使われない大障害コースには、大竹柵・大いけ垣という難関が設置されています。

中山競馬場の攻略法とコース特性