阪神競馬場完全攻略ガイド|コース特性と予想のコツ
阪神競馬場は仁川(にがわ)競馬場とも呼ばれ、大阪杯・桜花賞・宝塚記念など多くのGIレースを開催。
外回りは右回りとしては日本最長で、内外回りでレース展開が大きく変化します。ゴール前の急坂が特徴で、2006年以降改修を重ねた最新設備を備えています。
阪神競馬場のコース全体像
阪神競馬場は兵庫県宝塚市にある右回りの競馬場です。かつては「オムスビ型」と呼ばれた形状でしたが、従来の3・4コーナーの外側に外回りコースを新設する大改修を経て、日本屈指のスケールに生まれ変わりました。内回りは1周1,689m・直線356.5mと標準的なサイズですが、外回りは1周2,089m。右回りでは日本最長で、東京競馬場(2,083.1m)をも上回ります。直線473.6mも新潟・東京に次ぐ全場3位の長さです。
ダートコースは1周1,517.6m、直線352.7mで、芝の内回りと同じく標準的なサイズ。芝・ダートともゴール前に急坂があり、芝は高低差1.8m・勾配1.5%、ダートは残り200m地点に高低差1.6mの上り坂が待ち受けます。
開催時期と馬場傾向
阪神開催は例年、2〜3月、4月、6月、9月、12月に組まれます。注意したいのは馬場の消耗度で、幅員はそれほど広くなくコース設定もA・Bのみ。A〜Dの4コースを使い分けられる京都に比べると馬場の傷みが進みやすい構造です。
とりわけ梅雨と重なる6月開催はタフなコンディションになりやすく、時計を要する馬場でこそ持ち味を出すパワータイプの評価を上げたい時期です。逆に春や暮れの開幕週は速い時計が出やすく、同じ阪神でも開催によって求められる資質が変わります。
芝コースの狙い方
起伏は、内回りでは残り800m地点から、外回りでは残り600m地点から直線半ばにかけて緩やかな下りが続き、そのままゴール前の急坂につながります。下りで加速してから坂を上らされるため、勢いだけで押し切るのは難しく、坂を駆け上がる地力が問われます。
外回りはバックストレッチが長く3・4コーナーも大きいため紛れが生じにくく、実力がストレートに反映されやすいコース。一方、直線356.5mの内回りは位置取りの重要度が上がります。同じ阪神でも内・外で組み立てが変わるので、まずは対象レースがどちらのコースかを確認しましょう。
ダートコースの狙い方
ダートは残り900m地点から直線にかけて緩やかに下り、残り200m地点から高低差1.6mの坂を上ってゴールという構成です。直線352.7mは標準的ながら、坂のぶん最後の失速が大きくなりやすく、平坦の京都で好走した馬がそのまま通用するとは限りません。
なお阪神でダート戦が芝からスタートするのは1400m戦と2000m戦。芝部分の距離が長い分だけ序盤の隊列が決まりにくく、枠順とダッシュ力の影響が大きくなる条件です。
阪神競馬場で行われる主なGIレース
大阪杯(芝2000m)、桜花賞(芝1600m)、宝塚記念(芝2200m)、阪神ジュベナイルフィリーズ(芝1600m)、朝日杯フューチュリティステークス(芝1600m)が行われます。
春のクラシック前哨戦から上半期の総決算、暮れの2歳王者決定戦までを担う舞台で、いずれもゴール前の急坂で着順が入れ替わる展開が多いのが特徴。直線でもうひと伸びできるかが、そのまま結果に表れるコースです。