函館競馬場完全攻略ガイド|コース特性と予想のコツ

函館競馬場は例年、初夏(6〜7月)に中央競馬の開催が行われ、夏の北海道シリーズの開幕を担います。

豊かな緑と歴史あるコースが特徴の競馬場です。

函館競馬場のコース全体像

函館競馬場は函館市にある右回りの競馬場で、夏の北海道開催のオープニングを受け持ちます。芝コースは1周1,626.6m(Aコース)、ダートコースは1周1,475.8mと、札幌(芝1,640.9m、ダート1,487m)より少し小さいサイズ。勝負どころのカーブを滑らかに回れるよう、3・4コーナーにはスパイラルカーブが導入されています。

最大の特徴は直線の短さです。ゴール板から1コーナーまでの距離が長めに取られているレイアウトのため、直線は芝262.1m、ダート260.3mといずれも全場最短。この数字を東京の芝コースに当てはめると、坂を上り終えた地点からゴールまで(約300m)よりも短いことになります。

開催時期と馬場傾向

函館開催は例年、初夏(6〜7月)に行われます。ほぼ平坦な札幌とは違い、コース全体の高低差は芝・ダートとも3.5m。ローカル6場(札幌・函館・福島・新潟・中京・小倉)では最大の起伏です。ゴール板から2コーナーにかけて緩やかな下り、そこから4コーナーまでだらだらとした上りが続き、最後は直線に向けてなだらかに下る——つまり3コーナーから4コーナーにかけて小高い丘がある構造です。

札幌と同じくオール洋芝ですが、水はけは札幌ほどではありません。梅雨と重なるため雨の影響を受けやすく、洋芝はもともと耐久性で野芝に劣る品種でもあり、後半開催になると馬場の傷みが進んでかなり時計を要するコンディションになることも。開催が進むほどタフな馬場を苦にしないパワータイプの台頭が目立ちます。

芝コースの狙い方

全場最短の直線を背景に、レースでは逃げ・先行タイプの活躍が目立ち、後方一気の追い込みタイプはかなりの苦戦を強いられています。まずは前に行ける馬から入るのが基本になるコースです。

距離による違いも押さえておきましょう。2コーナーポケットからスタートする芝1200mは、序盤の先行争いがほぼ丸々上り勾配の中で繰り広げられます。向正面半ばから発走する芝2600mでは、スタートからゴールまでに上り勾配を2回走ることに。勾配自体は急ではないものの、見た目よりかなりタフな設定です。

ダートコースの狙い方

ダートも1周1,475.8m・直線260.3mとコンパクトで、直線の短さは芝以上。位置取りがそのまま結果に直結しやすい条件です。ダート1000mは芝1200mと同じく序盤の先行争いが上り勾配の中で行われるため、そのぶんスタート直後の消耗が大きくなります。

雨で水を含んだ馬場では時計が速くなり、前に行った馬がさらに止まりにくくなる傾向も。当日の馬場状態と、前半のラップがどれだけ速いかを合わせて見ておきたいところです。

函館競馬場で行われる主な重賞レース

函館にGIは組まれていませんが、函館スプリントステークス(芝1200m)、函館記念(芝2000m)、函館2歳ステークス(芝1200m)が行われます。函館2歳ステークスはJRAでもっとも早い時期に行われる2歳重賞で、新馬勝ちからの直行組が主役になる一戦です。

いずれも短い直線と洋芝という函館固有の条件で争われるため、他場の実績がそのまま通用するとは限りません。過去の好走馬に洋芝適性やスピードの持続力があったかどうかを確認しておくと、狙いが立てやすくなります。

函館競馬場の攻略法とコース特性